死について：家族と親戚・前編
自分の死
ほかのひとの死については
また別に書こうと思う。
今日は
家族と親戚の死について。
前編。
一番古い記憶は
ひいおばあちゃんのお葬式。
父方の曾祖母（父の母の母）の死だった。
物心ついたときには
ひいおばあちゃんは
もう入院していたように思う。
やさしい
ひいおばあちゃんだったけど
悲しい、という感情は
そのときは特別起こってこなかった。
お葬式で長い時間座っていて
つまらないなあ、
というくらいの印象が
残っているくらいだ。
親戚の死は
父方の祖母、母方の祖母、などがあった。
東京に住んでいた
母方の祖母の死は、わりと最近だ。
曾祖母もそうだったが
母方の祖母も
もう大往生といっていい年齢になってからの死で
耳も遠くなって
最後の方には孫の名前も入れ替わったりしていた。
私の母の実父である
一番はじめの夫は早くに亡くなり
二番目に結婚した人との間にも
子宝にめぐまれ
二番目の夫に先立たれたあとは
長い間、一軒家に一人暮らし。
たまにくる名古屋の娘夫婦（わたしの両親）や
近くに住む、わたしの従姉妹たち
中国と往復していた息子夫婦。
自分が動けるころは
いろんなところに出かけていくのが好きな
おしゃれ好きな女性だった。
晩年は
いわゆるサ高住に独居。
わりとお決まりのパターンで
転倒からの大腿骨頸部骨折で
寝たきり生活に。
最後は看取ることはできなかったけれど
東京に行けるときには
５分でも１０分でも顔を見に行ったり
ちょっと身体をさわったり
できることはしたつもり。
なので悔いはない。
長くなったので、このへんで。
後編へつづく。
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